里山に春の訪れ – 小倉山
塩山や勝沼あたりを車で走ることが多いのですが、この時期になると「ザゼンソウ」と大書きされた立看板が、そこかしこの車道脇に見られるようになります。小倉山の麓の玉宮にあるザゼンソウ群生地への道順を示す立看板です。これを見ると、あぁ〜冬もそろそろ終わりだなぁ〜という気持ちになる、わたくしにとっては春を告げる立看板なのです。
ちょうどいまが見ごろのようですし、休みでヒマを持て余してもいたので、ちょろっとザゼンソウでも見てくることにしました。今年初めての花見の山行です。
真っ白な雪の原からちょこんと飛び出すザゼンソウを期待して行きましたが。今年はやはり雪が少なく、ほぼ完全に地面が露出していました。
茶色い地面から生える赤茶色のザゼンソウというのは、実に地味ですね。春っぽい要素がほとんど感じられません。
群生地ではあちこちににょきにょき生えてて大盛況でしたが、木道の方を向いて咲いているのは思いのほか少なく、ほとんどは背中を向けていました。
ついでに小倉山へも登りました。
1時間ほどで登った展望台からは、甲府盆地が眼下に広がっていました。
背後には南アルプスが見えるはずなのですが、あいにくの曇り空で霞んでました。
天気いい日の夕暮れに、また来ようと思います。