ぐんまのおやま – 浅間隠山 / 鼻曲山
長野や山梨に比べるといまいちマイナー感もありますが、群馬にもいい山がたくさんあります。
県別の日本百名山の数では、30座の長野県は別格として、12座の山梨県に次ぐ11座が群馬県にあります。
群馬は、富山、新潟、北海道の9座、静岡の8座、岐阜の7座よりも多い、全国第三位の百名山県なのです。
百名山がそれだけ多いということは、他にもいい山がたくさんあるということにもなります。
群馬百名山というのもあり、数えてみるといままでに20座に登ってました。
今回登った浅間隠山と鼻曲山を加えると、これで22座に登ったことになります。
群馬には、アルプスや奥秩父のような長大な稜線はなく、どちらかというと短めの山脈や独立峰がいくつもあります。
長期の縦走ができるところはあまりなく、集落から山に登り、反対側の集落に降りて、また次の山に登る、群馬ではそんな登山スタイルがメインとなりそうです。
いくつもの山並みをひとつづつ超えて歩く、そんな山登りも、いつもの縦走とは変化があっていいものです。
登山道があまり整備され過ぎてないのも群馬の山の魅力です。
道標は最低限で、道もしばしば荒れています。
いままで登った中には、これは破線ルートにしとけよって道がいくつもありました。
でも、そんな山にこそ、山本来の魅力が詰まっているものです。
群馬の山々は静かで、またそれぞれに個性的です。
何年も前のことですが、群馬の山中にある養蚕集落を訪ねて回っていた時期がありました。
あのころ見上げていた頂へ、登る時が来たのかもしれません。
今年ここまでの山行を振り返ってみると、四割以上が山梨県の山でした。
山梨にはいい山が多く、まだまだ登りたい山もたくさんあるし、なによりうちから近くていいのですが、あまり行き過ぎると飽きてもきます。
なので今後は、群馬県にもしばしば出没しようと考えています。