花粉舞う丹沢キャンプとS氏終焉の地

目が痒い。クシャミ連発。これはアレだ、花粉症ってやつだ。

山の近くに住んでても、いままでなんともなかったのが、急に来た。

それだけ丹沢の花粉は濃いのだろう。花粉いっぱいの杉の林で山が黄色く染まっている。

そんな環境でキャンプした。参加者には明らかな花粉症患者もいて、見るからに辛そうであった。

しかしそれにしてもオートキャンプってのはすごいな。まるでキャンプ場に家を建てるくらいの勢いだ。山岳テント場オンリーの身からすると、軽量コンパクトを旨とする山装備とは違う意味で驚くばかりだ。

この日は早くから酔っぱらってしまって、見返してもひどい写真ばかりである…

翌日はしとしと雨の降る中、この丹沢の地で命を落としたS氏のところへ向かった。今日が、想定されるS氏の命日でもある。

S氏とはSNS上のつながりのみで直接の面識はない。氏の身体はすでにこの世に存在しないが、SNSのアカウントは時間が凍結されたかのようにその時のままだ。それが公開され続けているというのも、当然といえば当然だし、不思議だといえば不思議だ。

人は死してアカウントを残す。もろもろ気をつけよう。

丹沢を離れると、くしゃみ鼻水は何事もなかったかのように治った。