牛骨ラーメン – 山形ラーメン探訪記 5

山形県の内陸部は東日本では珍しい牛肉大好き地域だ。そしてラーメンも大好きである。必然的にラーメンスープの出汁にも牛骨が使われている。

牛骨スープといっても鶏ガラや和風出汁も合わせてあって、牛骨感はあまりない。牛骨だけで取ったスープを売りにしているラーメン専門店もあるものの、大多数はいくつかの出汁を合わせて使っている。

牛肉大好き山形県なので、チャーシューはもちろん牛肉だ。他県の牛骨ラーメンは牛骨が安く、あるいは無料で手に入るために利用されたもので、チャーシューは安価な豚肉で作る。山形の牛骨ラーメンはそもそもの起こりが違うのだ。

牛肉チャーシューをたっぷり乗せたチャーシュー麺はご馳走だ。焼豚が牛肉というのは言葉としておかしいので、チャーギューと呼んでいる店もある。

昔ながらの牛骨ラーメンは、蕎麦屋で提供されていることが多い。元々は蕎麦屋だったのがラーメンも出すようになったのだ。

何軒かで食べたが、満席のお客さん全員が見事にラーメンを食べていた。これはもう蕎麦屋でなくてラーメン屋だろうと思うが、メニューにはひっそりと蕎麦もあってルーツを忘れていない。でも、これだけラーメンしか出ないとなると、蕎麦は微妙な気がする。

ラーメンを食べるなら蕎麦屋へ、蕎麦を食べるなら蕎麦専門店へ行くのが良さそうだ。