鳥取の練り物 – とうふちくわ / お魚コロッケ

鳥取県の名産として最近わりと知られてきた「とうふちくわ」、魚のすり身に木綿豆腐を混ぜたちくわだ。魚のすり身と豆腐の割合は3:7だという。主に鳥取県東部のものだが、県内ならだいたいどこのスーパーでも売っている。

普通のちくわはそれほど好きではないけど、この「とうふちくわ」は大好きだ。ふわふわして優しく食べやすい。ついついおやつに買い食いしてしまう。

とうふちくわは、鳥取県のソウルフードとしてB1グランプリにも出場した。確かに好きだけど、ちくわでB1グランプリはちょっと厳しいんではなかろうか…。

もうひとつ鳥取の練り物を。

お魚コロッケは鳥取県の中西部、特に琴浦町で昔から食べられている。

米子市内のスーパーで売っていたお魚コロッケを買って帰った。魚のすり身に玉ねぎを混ぜ、パン粉を付けて揚げてある。食感はコロッケやメンチカツとは異なり、みっしりしている。さつま揚げに衣をつけて揚げたよう。広島の「がんす」や徳島の「フィッシュカツ」とよく似ている。どれが本家というわけではなく、魚が多く取れる地域で自然発生的に産まれたのだろう。

お魚コロッケのパッケージをよく見ると、松江市の業者の製品だった。松江は島根県とはいえ米子から近く、江戸時代は別々の藩だったが、現代では同じ文化圏だと言っても差し支えないだろう。

とはいえ、せっかくだから琴浦町のお魚コロッケを食べてみたかった。調べたところ、琴浦町にもお魚コロッケを製造している業者は複数あるようだ。次に訪れた時は、それを探して買おう。



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