長崎の練り物 – 天ぷら / 龍眼 / 豆腐かまぼこ

長崎まで来ると、スーパーの商品も東京とはずいぶん違う。魚売り場ではフグやナマコが普通に売られており、お惣菜コーナーには鳥の炭火焼きが、肉売り場には鳥刺しが並ぶ。買って帰りたいものがたくさんあって悩ましい。

今回は、ちゃんぽん用の生麺や種々の洋菓子とともに、様々な練り物製品を土産にした。長崎では練り物の消費が多く、種類豊富で売り場も広い。魚肉練り製品の消費額では、長崎県が全国1位で鹿児島県が2位である。

揚げたかまぼこ、いわゆるさつま揚げを、九州では天ぷらという。いわし天にあご天やじゃこ天、はも天など種類豊富だ。

天ぷらの中でも特に長崎らしいのが龍眼だ。

ゆで卵を白身魚のすり身で包んで揚げたもので、二つまたは四つに切ってそのまま食べる他、おでん種にもなる。

島原名産の豆腐かまぼこは、魚のすり身と豆腐を混ぜ、細かく切った昆布やニンジンを加えて蒸したものである。蒸したままと蒸してから揚げたものがある。豆腐とかまぼこの中間のような食感で、ほんのり甘味がある。

この他にも多種多様な練り物製品があったが、すべて買うと膨大な量になるので諦めた。またの機会の楽しみにとっておく。