幸せの稜線 – 谷川岳馬蹄形
樹林帯の登りを抜けると目の前に広がる稜線。
ここから二日間、この先の稜線をぐるっと歩くのです。
反対側に見える谷川岳まで。
まずは白毛門から笠ヶ岳を越えて朝日岳へ。
空はどこまでも青く、風はひたすら優しく。
もうね、言葉にできませんよ。素晴らしすぎて。
清水峠から七ツ小屋山への最後の登りを登り切り、蓬峠へ下ります。
一日目は蓬峠まで。
テント装備を担いでの10時間のアップダウンのくりかえしは、最後がちょっとキツかったです。
二日目の朝の光もいい感じ。わくわくしてきます。
幸せな稜線。天国の稜線。
ま、これも天気いいからですけどね。ガスってたら微妙ですよね。
こんなに素敵な稜線なのに、歩いてる人があまりいない。
武能岳、茂倉岳、一ノ倉岳と越えて、あと残すは谷川岳のみ。
さすがに谷川岳は人がいっぱいでした。でも混雑してるのは、オキノ耳とロープウェイ駅の間だけ。
天神尾根を外れて麓へ向かう尾根に入ると、また全く静かになります。
あぁ、もうすぐこの山旅も終わっちゃう。
いつまでもいつまでも歩き続けていたい、幸せな稜線でした。