ある休日の奥多摩山行 – 砥山 / 倉掛山

檜原都民の森に車を停めた。ほんとは奥多摩周遊道路で上まで行くつもりだったが、給油を忘れたので仕方なくだ。ガソリンスタンドのある町までの30kmをもどるには、すでにギリギリの残量である。

車を停めたはいいが、どこへ登ろうか。三頭山は何度も登ってるのであまり気が進まない。それにそっち方面へは歩いていく人も多いだろう。なので、三頭山とは反対側の砥山へ登ってみることにした。

こっち側へ歩いてくる人はほとんどいない。静かな森を登っていくと、ほどなくして山頂に着いた。駐車場からの標高差は260mしかない。

山頂を過ぎて尾根を下る。都民の森エリアを外れてさらに先へと進むと、風張峠で奥多摩周遊道路に出た。車道を渡って、倉掛尾根へ入る。

蜘蛛の巣が張ってたりしてあまり歩かれてはなさそうな倉掛尾根を下っていく。

荒れ気味の登山道を緩やかに下り、最後は少し登って倉掛山の山頂に着いた。狭くて木が茂っていて虫が多くて、あまり居心地のいいところではない。ここを目指して来る人は稀だろう。下ってばかりでほとんど登ってないのもあって、山頂感もない。

倉掛尾根はあまり歩かれてなさそうだったが、それもそのはず、すぐわきを林道が平行して通っている。再び山道を歩いてもどるのも馬鹿馬鹿しいので、帰りは林道を歩くことにした。

林道には自転車だけでなく車も登ってきていたので、麓から問題なく通じているようだ。自転車で登ってくるのはわかるが、ゲートがあって奥多摩周遊道路には出られない行き止まりなのに車で登ってきてる人たちはなにが目的なのか疑問だったので、車を停めてなにやらしている方になにをしてるか尋ねたら、アマチュア無線であった。世の中にはさまざまな趣味がある。

風張峠までもどり、砥山は巻いて鞘口峠へ降りた。ここまで来ると登山者も観光客も多い。駐車場はすぐそこだ。

あとは、できる限りの地球に優しい運転で燃費良く走って、開いてるガソリンスタンドを見つけるまで燃料を保たせる核心部が待っている。

まあ、なんとかなるだろう。なんともならなければ、それはそのとき。

2020年7月