千曲川の最初のひとしずく
佐久市小諸市と長野県東部を流れる雄大な千曲川の流れ。
この流れの源流まで遡ります。
川上村から甲武信岳への登山道に入り、三時間近く歩いた山の西面に源流はあります。
登山道沿いの流れは、これがあの千曲川なの?と疑うような細い流れです。
苔生した森を歩いて進みます。
沢沿いに遡り、だんだんと流れが細くなってくると源流は近いです。
これが千曲川源流。浮いてる葉っぱの動きで、じわっと水が湧き出てるのがわかりました。
山から染み出したこんな頼りない水が、やがては雄大な千曲川となるとは、とても不思議な気分です。
長野県を流れる千曲川は、新潟県に入ると信濃川と名前を変えて日本海にそそぎます。
日本で一番長い川の源流がここなのです。
2013年6月