北茨城の名山と超有名な滝 – 奥久慈男体山
正面に見える厳つい山、あれが奥久慈男体山だろう。
これから登る山を眺めながら、そこへ向かって歩いていくのが好きだ。現代では山の麓、もしくは中腹まで車で乗り付けてしまうのが主流だが、昔ながらのこの感じは、山を旅する心を高めてくれる。
駅前から1時間歩いて登山口に着いた。登山口からは1時間も登れば山頂に着く。
朝陽を浴びて秋の色が優しく光る。
同じ関東とはいえ、自宅のある東京西端から北茨城はけっこう遠い。なかなか来る機会もなく、しばしば名前を目にするこの山に登るのも初めてである。
これだけで終わるのはあっけないので、北へ向かって縦走路を歩く。長閑で穏やかな尾根だ。
小ピークをいくつも超えるが、起伏は緩やかで高低差も大きくはない。がんばらなくても歩ける気分の良い道である。
袋田の滝へ下りると、観光地の賑わいだった。
秋晴れの一日を満喫する人々にまぎれて滝を見物し、昭和のままの土産物屋を冷やかして回った。
あとは駅まで歩き、水郡線で二駅もどって車を回収するだけだ。14時の電車を逃すと次は16時だ。乗り遅れないように、そろそろ行こう。
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